のりもの絵本作家山本忠敬の世界で“消防自動車”タグの付いているブログ記事

2009年10月24日

ブログ「ユリイカ!の瞬間」で紹介して頂きました。

1歳児の子育中であるmimosa-yellowさんが運営されるブログ「ユリイカ!の瞬間」で「消防自動車じふた」を紹介して頂きました。
「じぷた」の絵の魅力について、暖かい評価を頂いております。ありがとうございました。
また、「「適材適所」「一隅を照らす者となれ!」みたいなビジネス書として子どもよりも大人に効くかも!?」という、大変ユニークな視点のコメントも寄せらています。
 

2009年2月15日

じぷたのモデル

エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー「クルマノエホン livres d'images de voitures」で「じぷた」の実車モデルに関して、非常に深い考察をして頂いております。
「じぷた」の他にも「しょうぼうじどうしゃじぷた」に登場する、はしご車の「のっぽくん」、ポンプ車の「ぱんぷくん」、救急車の「いちもくさん」の実車モデルに関しても調べられており、写真と共に紹介されています。
 

2008年9月30日

『むかしのしょうぼう いまのしょうぼう』(絶版)のふろく

むかしのしょうぼういまのしょうぼう.jpg「かがくのとも1月号(1981) 通巻142号 むかしのしょうぼう いまのしょうぼう  折り込みふろく」に、山本忠敬自身が寄せた、この絵本の解説があります。絵本の案内の個別詳細ページにて紹介しますので、ぜひごらん下さい。
 

2008年9月28日

『しょうぼうじどうしゃ』(絶版)のふろく

「かがくのとも1月号 通巻82号 しょうぼうじどうしゃ  折り込みふろく」に、山本忠敬自身が寄せた文章があります。絵本の案内の個別詳細ページにて紹介しますので、ぜひごらん下さい。
 

2008年9月28日

『しょうぼうじどうしゃ』

※この絵本は絶版で、現在入手困難です。以下の文章は付録に掲載された、山本忠敬自身の取材記です。

消防自動車取材記
山本忠敬

あこがれの消防自動車に乗って

真夏の暑いある一日、本誌藤枝編集長と担当の小杉氏とぼくとアシスタントの峰村嬢の4人で、横浜の旭消防署にやってきました。署では小杉氏の友人、斎藤正氏が「今、朝の訓練から帰ったところです」といいながら迎えてくださいました。
滑り棒の横をとおって階段を上がり、2階の応接所で取材の手はずをきめました。へやの中はシーンとして静かです。
消防士のおじさんが「さあ、どうぞ」とコーラを1本ずつもってきてくれました。コップも茶わんもありません。編集長のほうをチラッと見ると、すましてラッパ飲みです。飲みすぎで胃をこわしているぼくも、よしきたとばかりにラッパ飲み。と、冷たいコーラの刺激が胃の奥底から、いかにも男世帯の消防署のそぼくで、やさしく、暖かい心が、頭のてっぺんにジーンときてうれしくなりました。
斎藤氏の運転する救援補給車(人や物を輸送するワゴン車)で、40m級はしご車や化学車、排煙車、水陸両用救助車など、それぞれの車のある、それぞれの消防署にでかけることになりました。これはこの本のテーマである"消防自動車と地域社会とのつながり"ということにぴったりの取材行です。
前から一度、消防自動車に乗って走りたいと願っていたぼくの心はワクワクです。もちろん、サイレンもならさず、赤灯も点滅させずに走っていますが、ぼくの頭の中では、ウーウーとサイレンをならし、赤灯をパッパと点滅させて走っています。ぼくはもう、だいぶ興奮状態で、丘の上の住宅街をぬけて、商店街やビル街をとおっても、まったくどこをどう走っているのやら、わかりませんでした。
はじめに戸部消防署で40mはしご車をわざわざ隣のあき地にだして、はしごを動かし、取材させてくださいました。スノーケル車、スクアート車もありました。
つぎの今井消防署では、排煙サルベージ車を近くのあき地へもっていって、高発砲チューブをのばしたり、排煙装置やその他の機械を操作して説明してくださいました。その時、どこからかふたりの子どもたちが走ってきて「おじさん、くんれんしてるの!」といいながら、消防士のおじさんにまとわりついてきました。やさしい消防士のおじさんは、きっとこどもたちとおなじみなのでしょう。
こうして丘のあき地で説明を聞いているときでも、消防車に無線連絡がはいってきます。"○○救急車○○に出動、病人、○○病院手術用意OK"などと、本部からの指令無線です。さいわいに火事の無線ははいりませんでしたが、もし火事だ、出動だ、となれば、この場からすぐ火災現場にかけつけて活動できる準備ができているそうです。

化学消防車と肥びしゃく

化学消防車の取材には、保土ケ谷消防署にいきました。救助工作車や照明車、無線指令車などがあります。
消防自動車付録.jpgここでも、訓練から帰ったばかりの消防士のおじさんが、化学車のいろいろな機械を動かして説明してくださいました。その時、発泡ノズルや化学薬品などがはいっている後ろ扉の中に、1本の長い柄のついたひしゃくがありました。昔のお百姓さんが使った、いわゆる肥びしゃくというやつです。
化学機械を集めた化学車に肥びしゃく、そういえば他の消防車にも、きこりが使いそうなおのとか、江戸時代の火消しが使ったとび口が、かならず備えつけてあります。どんなに機械化されても、いざという時には人間のそぼくな動作、力、つまり、くむ(ひしゃく)とか、たたきわる(おの)とか、ひきたおす(とび口)とかがいるのだなと思い、近ごろの世の中が忘れている何かが、こんなところにあるぞと、うれしくなりました。
長い夏の一日も、いつのまにか暮れかかっています。いそいで旭消防署に帰って、赤バイやミニ消防車、直伸はしご車を動かして説明していただきました。同行の女性おふたりはこのはしご車に乗り、天女のごとく夕暮れの空高く舞い上がりましたが、いかんせんぼくは高所恐怖症、ただただ下からながめるばかりでした。
もう日はとっぷり暮れてしまいましたので、水陸両用車(この本には登場しません)や川崎消防署の装甲化学車は、後日の取材にゆずりました。
最後に、この取材にあたって、忙しい時間をさいてご指導くださった消防署のかたがたに、心から御礼申し上げます。また、三菱自動車、日野自動車のパンフレットと、ジェイムズ氏の『THE RED FIRE BOOK』を参考文献にしました。

消防自動車の各装置

ほうすいじゅう(放水銃)ほとんどの消防車に積載されている、持ち運びのできる放水器具。

ふんまつしょうかそうち(粉末消火装置)炭酸ガスでケミカルドライパウダー(化学的に合成した粉末)を放射し、電気や油火災に威力を発揮する装置。

ほうしゃじゅう(放射銃)そうこう化学車のドーム内にある二つの銃をいいます。銃は、水と化学消火剤をあらゆる方向に放射できます。

じえいふんむそうち(自衛噴霧装置)消防車の前・側面についていて水を噴霧する装置で、火災現場の輻射熱から消防車や隊員を守る役割をします。

アウトリガー はしご車を安定させるジャッキ。

れんらくかくせいき(連絡拡声器)はしご車の操縦席とバスケットを結ぶ通話装置。

エアーパック 有毒ガスや空気のないところで、呼吸を保護する器具。

4しょくしんごうとう(4色信号灯)はしごを使用する時、安全か危険かを4色の信号灯と非常ベルで操縦員に知らせる装置。

ほじょロープ(補助ロープ)はしごを全部伸ばしたとき、揺れを防ぐロープ。

リモコンそうじゅう(リモコン操縦)激しい火煙の時、隊員にかわって無線または有線操縦で放水器具を動かし、火熱をしずめる装置。

こうはっぽうチューブ(高発泡チューブ)膨張性の高い泡は、ビルなど密閉建物火災で、排煙、冷却(水で消火する)、窒息消火(空気を遮断して消火)できます。その泡を送るチューブ。

「かがくのとも1月号 通巻82号 しょうぼうじどうしゃ 折り込みふろく」より
 

2008年8月17日

ブログ「親子絵本のカード」で紹介されました。

二人のお子さんの子育てをされているお母さんのブログ「親子絵本のカード」で『しょうぼうじとうしゃじぷた』・『とらっくとらっくとらっく』・『のろまなローラー』・『ブルドーザとなかまたち』が紹介されています。
二人のお子さんの反応が微笑ましい、素敵なブログです。
 

2008年8月16日

『しょうぼうじどうしゃじぷた』が紹介されました。

ブログ「心に残る本」で『しょうぼうじどうしゃじぷた』が紹介されました。
「誰でも活躍する場所があるんだよ、という子供たちへのメッセージが伝わるいい絵本」と評価して頂きました。
 

2008年7月13日

『Fire! We're on the Way!』

Fire! We're on the Way!.jpg『かじだ、しゅつどう』の英語版

 

2008年7月13日

『Jeeper the fire engine (R.I.C. story chest)』

jeeper_the_fireengine.jpg『しょうぼうじどうしゃじぷた』の英語版

 

2008年7月13日

『かじだ、しゅつどう』

かじだしゅつどう.jpg

 

2008年7月13日

『はたらくじどうしゃ4 しょうぼうじどうしゃ』

はたらくじどうしゃ 4.jpg

 

2008年7月 6日

『しょうぼうじどうしゃじぷた』

しょうぼうじどうしゃじぷた.jpg
消防自動車"じぷた"調書(しらべがき)

山本忠敬

"じぷた"は元来第二次世界大戦中、アメリカの軍隊で人員輸送車として広く活躍した、ウイリス・ジープという自動車です。
戦後、この車を、日本機械工業会社が消防車に改装したのが"じぷた"なのです。
まだ、でこぼこ道路時代、1950年代の日本で、消防車として大いに活躍しました。しかし、この絵本をかいた63年当時は、すでに東京の消防署には一台も無くて、見ることができず困っていましたら、編集の人が、埼玉県の上尾消防団に一台あるのを調べて来てくださいましたので、上尾に出かけて、やっと"じぷた"のスタイルができ上がった思い出があります。
戦争で破壊されたヨーロッパの各国でも、ウイリス・ジープの消防車が活躍した記録があります。このスケッチは、外国で活躍した"じぷた"の仲間たちです。
近ごろ道路は良くなりましたが、自動車が多すぎての道路事情の悪化や、震災対策用として、"じぷた"のような小型消防車が見直されるようになってきました。
一昨年、横浜地区の消防署を見学に行った時、"じぷた"のように小さくて、性能の良い、ホンダの「ミニ消防車」というのが、各消防署で活躍していました。
ついつい、そばに寄って、"じぷた、ガンバレ!"と頭をなでてやりたくなりました。


●1944年、イギリス(小型はしご、消化器具を積んだ補助的消防車)
jiputa_Eng.jpg

●1958年、オーストリア(山岳自警消防隊のロングボディーのジープ。前フロントにあるのがポンプ)
jiputa_Aus.jpg

●1936年、フランス(300リットルの水槽や、可搬式ポンプエンジンを積んでいる)


「普及版こどものとも〈7〉しょうぼうじとうしゃじぷた 折り込みふろく"絵本のたのしみ"」より